国際ブランドの役割
「国際ブランド」とは、クレジットカードに決済機能を提供しているブランドのことです。
世界中のほとんどのカードがいずれかのブランドに加盟しており、国際ブランドに加盟しているからこそ、世界中の決済端末でクレジットカード決済が可能になります。国際ブランドには「決済機能を世界で利用可能にする」役割があるのです。
有名4ブランドの特徴と違い
クレジットカードを発行する会社に比べて、国際ブランドの主要銘柄は余り多くありません。少なくとも7大ブランドを抑えておけば、いずれかの国際ブランドに加入しているクレジットカードがほとんどです。
特に7大ブランドの中でも「VISA」「MasterCard」「JCB」「American Express」は、日本で有名なブランドとして認識されています。各カードの違いと特徴を確認して、クレジットカード選びの際に知識を活用してみましょう。
VISA
「VISA」は、知名度・利用者数どちらをとっても"世界でも最も選ばれ続けられている"国際ブランドです。VISAという独自のクレジットカードを発行している会社ではありません。しかし、本社はアメリカにあるため、アメリカ方面を中心とした海外での利用が多いユーザーには魅力的なブランドです。
MasterCard
「MasterCard」は、世界で2番目の勢いを誇る国際ブランドです。VISAと併せて世界で圧倒的なシェア率を誇り、どちらか1枚持っていれば心配ありません。加盟店はヨーロッパに多いため、旅行先やビジネスでの利用が多いユーザーならばVISAと上手な使い分けができます。
JCB
「JCB」は、日本で生まれた国際ブランドです。そのため、国内での利用に関しては不自由を感じませんが、海外での普及率で見るとVISAやMasterCardに比べて万能とは言えません。しかし、国内、もしくは"ハワイや台北など日本人がよく行く観光スポット"では利用しやすく、2枚目のクレジットカードとして魅力的な1枚です。
American Express
「American Express」は、全世界に7800万人の会員を持つ国際ブランドです。上記3枚のカードに比べて"ステータス性"が高く、年会費も高い高級クレジットカードという印象をもたれています。特にトラベル系の機能に得手があり、海外旅行や出張を多く利用するユーザーに好まれています。
国際ブランドは行動の傾向によって選ぶ
国際ブランドは、クレジットカードに決済機能を提供するブランドです。初めてカードを作る場合はVISAかMasterCardを選べば間違いないですが、海外旅行や国内利用の頻度に応じて他のブランドを選んでも問題ありません。使用用途を明確にし、クレジットカード発行会社の特典も踏まえてカード選びを行うことが大切なのではないでしょうか。