携帯電話の購入は月賦販売の代表的なものですが、その起源は江戸時代にまで遡ります。

月賦販売のルーツ

買いたい商品があるけど一括払いはちょっと厳しい…。
そんな時に多くの人は月賦での購入を検討しますよね。

 

現金の持ち合わせがなくても買い物ができるためとても便利ですが、ついつい使いすぎて苦しい思いをしてしまわないように注意しないといけません。
今回は、ほとんどの人が一度は利用したことのある月賦販売の起源に迫っていきます。

 

 

起源は江戸時代

江戸時代イメージ

月賦販売と聞くと携帯電話など現代的な商品をイメージしますが、実は江戸時代から存在する決済方法なのです。
江戸時代末期に人気の高かった漆器や陶器。それらは非常に高額で、誰にでも買えるようなものではありませんでした。

 

ところが、椀船と呼ばれる回船を用いて西日本各地を行商して回った伊予商人により月賦払い制が採用されたのです。
当時高価だった漆器や陶器を分割で購入できるようになったため、月賦販売という方法は全国各地に広まりました。

 

 

百貨店によるクレジットカード導入

江戸時代から続く月賦販売ですが、クレジットカードの登場により広く活用されるようになります。
日本国内で早い段階でクレジットカードを導入したのは、現在でも商業施設等で有名な「丸井」「高島屋」などの百貨店でした。
しかし丸井や高島屋のクレジットカードは月賦販売には対応していないものだったため、現代のクレジットカードの直接的な起源ではありません。

 

エポスカード

それから日本ダイナースクラブやJCBにより、本格的なクレジットカードの発行が開始。
1970年代に入ると丸井も「赤いカード」の愛称で親しまれるクレジットカード(現・エポスカード)を発行していきました。

 

そうして現代へと続くクレジットカードの基本的な形が完成し、国内、海外での決済の利便性が向上していったのです。
今では電子マネー対応や保険など、様々な機能が増えています。

 

 

2016年に割賦販売法改正

現代的で便利な決済方法であるクレジットカード。しかしスキミングなどにより、カードの情報を盗むといった犯罪も増加します。
中には国境を越えた不正利用により、海外の犯罪組織に多額の資金が流出するといった事件もあるようです。

 

現在はICチップ型のクレジットカードが主流ですが、元々は磁気ストライプ型のカードしかありませんでした。
カード犯罪を防ぐため、何度も磁気ストライプの規格を変更するなど対策をとっていましたが、2016年に割賦販売法が改正。国内全てのクレジットカードのICチップ化を2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックまでに完了するというものです。

 

ICチップ化の100%達成はまだまだ遠いようですが、これからは政府指導の元で情報管理や犯罪防止が徹底されていくと思われます。